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太陽光発電システムを知ろう!住宅用・産業用のそれぞれの違いとは?

太陽光 住宅用 産業用 違い

太陽光発電システムとは、ソーラーパネルを使って、太陽光を電気エネルギーに変換して発電するシステムのことです。太陽光の力はとても大きいものです。電気エネルギーに換算すると、地球全体の年間エネルギー消費量をたった1時間でまかなえるほど、大きいものです。太陽光発電システムの導入をご検討されている方の中には、”家庭用と産業用の違いは何なのか?”と疑問を持たれる方も多いかと思います。大まかに説明すると、売電価格や売電期間が違います。その他の違いについても詳しくご説明していきます。

住宅用太陽光・産業用太陽光の違い

住宅用と産業用の主な違いは、簡単に言えば、「一般住宅に設置する10KW未満のシステム」と、「一般住宅以外(非住宅)に設置する10KW以上のシステム」ということになります。その他の違いとして、太陽光パネルや設置場所についてなどがあります。様々な角度から、住宅用と産業用の違いについて比較してみましょう。

太陽光パネルの違い

家庭用の太陽光発電システムのパネルは、自宅の屋根の上に設置するのが一般的です。一方、産業用の太陽光発電システムのパネルは、空き地やビルの屋上、沿岸部など様々な場所で設置することができます。住宅用も産業用も載せる太陽光パネルは同じように見えますが、違うものを利用することもあります。住宅用は、屋根の上に載せるので、設置方法や使用環境はほぼ同じです。産業用になると、”空き地に設置する”や、”ビルの屋上に設置する”や、”沿岸部に設置する”などと、いろいろな場所に設置するケースがあります。ビルの屋上に載せる場合は、風の強さを考慮しなくてはいけないし、沿岸地域に設置する場合は、塩で錆びてしまわないように、塩害対応のものが必要になります。
そして、住宅用に比べ、産業用は特注扱いになるため、産業用は割高になるのです。

パワーコンディショナの違い

住宅用太陽光発電のパワーコンディショナは、2KW~5KWが一般的です。住宅用太陽光発電で7KW以上載せるとしたら、パワーコンディショナを2台連結させて利用します。一方、産業用では、10KW以上のシステムが多いため、パワーコンディショナも10KWの物を使用します。50KWのシステムであれば、10KWのパワーコンディショナを5台連結させて利用します。それ以上の大容量のシステムとなった場合は、大容量のパワーコンディショナとなります。大容量ということで、とても高価です。初期費用がかなりかかることになりますので、よく考える必要があります。
また、重要なのが設置場所です。住宅用のパワーコンディショナは、屋内設置型ですので、屋外に設置することはできません。ケースに入れるという場合もありますが、熱がこもってしまうため、しっかりとしたケースでなければ、メーカー保証が付かない場合があります。
産業用で使用する10KWのパワーコンディショナの場合、一部のメーカーでは、屋外設置型もあります。野立て設置や、アパートに設置する場合、屋外設置型のパワーコンディショナを設置します。

架台の違い

太陽光パネルを設置する上でとても重要な架台は、住宅用は、屋根タイプに合わせたものがパネルメーカーから販売されていますので、それに応じて設置することになります。予め、様々なパターンでキット化されていますので、大変安くはなっています。産業用では、ほとんどの場合、特注品になります。取付場所も、屋根に取り付けるというケースは少なく、折板屋根、陸屋根等への設置となりますので、架台は全て特注品となります。ですので、パワーコンディショナの価格を合わせてみても、住宅用よりも産業用の方が、割高になるのです。

売電方法の違い

住宅用太陽光と、産業用太陽光の最も大きな違いは、売電方法です。住宅用太陽光は、「余剰電力買取制度」という制度が適用されます。太陽光発電で創られた電気を家庭用の電気として住宅内で消費され、余った分は電力会社に売るしくみになっています。
産業用太陽光は、「全量買取制度」という制度が適用されます。太陽光発電で創られた電気の全量を売ることが義務付けられており、期間は20年固定となっています。

補助金の違い

補助金の違いもあります。10KW未満の住宅用太陽光発電システムは、国・地方自治体などの補助金対象となります。10KW以上のシステムについては、補助金制度を利用することはできません。

平成29年度に太陽光発電システムを設置するメリット・デメリット

今から太陽光発電システムを導入しようとなると、「何年で初期費用を回収できるのか」や、「今から設置しても得なのか?」という点だと思います。そこで、平成29年度に太陽光発電システムを導入するメリットやデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。

太陽光発電システムの設置費用は、年々下がってきています。開発が進んだり、震災後に大量生産されるようになったからです。
また、2017年4月1日より、消費税が8%から10%に引き上げられる予定でしたが、政府の判断により、消費税の引き上げが延長されました。2018年に上がるのか、2019年に上がるのかは分かりませんが、今後、上がってしまう前に、太陽光発電システムを設置する方がお得です。
また、太陽光パネルは故障しにくくなっており、メーカーの保証期間が、10年だったものが15年~20年に延長されているメーカーもあります。ですので、2017年中の設置にもたくさんのメリットがあります。
ただ、2017年以降は、さらに売電価格が下がることが予想されていますので、できるだけ早くに設置するのがおすすめです。


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まとめ

いかがでしたか?太陽光発電システムには、様々なメリットがあります。中でも太陽光発電を導入する一番のメリットは、家庭用で10年間、産業用で20年間、固定価格で電気を買い取ってくれることでしょう。しかし、初期費用がかかるというデメリットもあります。ですが、初期導入時にかかった費用を、ある程度の期間で回収することができます。そして家庭用の太陽光発電システムは、太陽光発電の普及に伴い、システムが始まった当初から比べると、初期費用がかなり安くはなりました。メンテナンスの費用はかかるものの、それ以上に発電の効果も高いので、設置から何年か経過された今、満足されている方も多いでしょう。
また、太陽光を住宅の屋根の見える位置に設置することで、エネルギー消費、節電について意識する人も増えるかと思います。家族や職場の仲間同士で、省エネについて考えるきっかけになる場合もあります。
太陽光発電システムにおいては、補助金制度を設けている自治体もありますので、自分の住んでいる地域では補助金があるのかをチェックしてみましょう。
これらのことを詳しく理解した上で、導入をご検討されることをおすすめします。ただし、余剰買取、全量買取共に、年々買取価格が下がってきているため、設備を導入するのであれば、できるだけ早くの導入がお得と言えるでしょう。


でんきと暮らしアドバイザー

山下 佳菜

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