お役立ちコラム

雷対策で家や家電を守る!落雷がなくても電気機器は壊れます!

「うちの家には雷は落ちないわ・・・」と安心しきっていませんか?
家の近くで雷が鳴った後や、落雷が起きた後、パソコンが起動できなくなったり、インターネットが繋がらなくなるなどの、パソコンの不具合に気付かれる方が増えています。自宅に落雷がなくても、パソコンに不具合が生じることは多々あります。
夏と冬の雷の多い季節、特に雷多発地域にお住まいの方は、雷対策をされることをおすすめします。では、どんな雷対策があるのでしょうか?いろいろとみていきましょう。

関連記事:雷発生率が一番多い県は?夏・冬の雷の違いを徹底解明!



雷対策をしないと・・・こんな事態が起こってしまうかもしれません!

落雷を受けていないのにパソコンが故障するのは何故?

「落雷が落ちたわけではないのに、パソコンが使えなくなった!」という事態が起きることがあります。それは、”雷サージ”が直接的な原因となっています。雷サージとは、電気や通信の線に高い電圧がかかったり、過剰に電流が流れてしまうことをいいます。
雷のせいで、直接の落雷があった場所だけでなく、雷の発生した周辺に大きな電圧が発生してしまいます。一過性のものではありますが、この雷サージが家電製品や電気設備などに関わると、一発で壊れてしまう可能性があります。
何故壊れてしまうのかというと、その異常電圧の影響で、電線・電話線・TVアンテナ線など外部とつながるケーブルをとおしてパソコンに電流が流れるためです。パソコンを使っていない時でも、パソコンと外部が繋がっていれば、壊れる可能性があります。外出するときも、忘れずに雷対策が必要なのです!



家庭での雷対策とは?

雷が聞こえたらまず何をすればいい?

  1. データを保存します。
  2. 大切なデータを保存します。
  3. パソコンの電源を切ります。
  4. 電源ケーブルをコンセントから外します。
  5. 外部とつながるケーブルをすべて外します。(TVアンテナケーブル、LANケーブル、モジュラーケーブル、アース線など)

※ 電源が入っていなくても、故障することがあるので、必ず行いましょう。

雷の被害があるのは、パソコンだけではありません。
雷はコンセントを通じて家中の電化製品を壊してしまうことがあります。雷によって高価な電化製品が壊れてしまうと大変です。例えば冷蔵庫が壊れてしまうと中に入っている食品がすべてダメになってしまう可能性があります。雷は夏に起こることが多いので、エアコンが壊れてしまうと暑い中しばらくエアコンなしで過ごさないといけません。
雷で家電が壊れるということは、なんとなく聞いたことがある方も多いと思います。雷は一瞬で電化製品を壊してしまうことがあります。対策方法を把握しておくことが、雷による最悪の事態を防ぐことに繋がります。事前にできる対策方法として、下記の方法が挙げられます。

使い終わった家電(パソコン類)のコンセントプラグを抜く



こちらは、一番確実で近道な対処方法です。テレビやパソコン、エアコンなどの家電製品のコンセントプラグを抜くと、雷が侵入してこなくなり、家電製品を守ることができます。コンセントを抜くだけなので、最も簡単な対策方法です。メインスイッチを切るだけでは、雷が侵入してきてしまいますので、必ず、コンセントのプラグを抜きましょう。また、余裕がある場合は、家電製品に接続されているアンテナケーブルや電話線、CATV用ケーブルなども抜いておくことをおすすめします。

コンセントや電話線に雷ガードのタップを付ける



冷蔵庫や洗濯機などの大型の家電は、雷の影響は受けにくいですが、稀に、雷が落ちて故障するケースもあります。冷蔵庫は、コンセントを抜いて構えていると、食材の傷みが心配になります。わざわざ雷が発生するたびに、発砲スチロールなどに移すのはなかなか手間かと思います。
そこで、雷ガードのタップを付けることをおすすめします。これは、落雷による雷サージを防ぐ機能で、高い電圧が家電製品に送られないように保護をするものです。
タップによっては、一つのスイッチで全てのタップに付いたコンセントの電気を止めることができる便利なものもあります。
とはいえ、このタップの効果は万能ではありません。例えば、近くの電線に落雷が直撃してしまった場合には、非常に強い電圧が流れてしまいます。ですので、それを防ぐ程の効果は期待できないものです。雷ガードのしくみは、「雷サージ保護素子」によるものです。一般的に市販されている保護素子には、「バリスタ」と呼ばれているものと、「ガスアレスタ」というものがあります。バリスタというものが”雷ガード”と記載されている電源タップに組み込まれているものです。ガスアレスタというものは何に使われる保護素子かというと、モデムやFAXなどの通信関係の機器に使われています。通信系の線も電気信号を伝える導体ですので、雷サージの被害対象になりうるため、このような素子を導入しています。効果はほとんどないという言う人もいますが、ないよりはあった方がいいのは確かです。

家庭の分電盤に”家庭用避雷器”を取付する



家庭用避雷器はこんな特徴があります。

  • 電源側から侵入した雷サージは避雷器に流れる
  • アース側から侵入した雷サージにも対応

避雷器に雷サージが入ってくると、半導体素子が直結して大地に流し、家電製品に過電圧がかからないように保護します。



こちらのランプが消灯したら避雷器の交換時期です。

デスクトップとコンセントの間にUPS(無停電電源装置)をつける



UPSと聞くと、難しい装置のように思いますが、「無停電電源装置」のことをいいます。突然の停電などの電源トラブルによって、パソコン内の大事なデータがクラッシュしてしまわないように、安全にシャットダウンされるまでの間、安定した電源供給を確保する非常用電源装置です。
パソコン内の大事なデータ保護のために使用されるので、電源が一時的に落ちる”瞬停”があったとしても、この装置があれば、しばらくは蓄電源から電気が供給されます。自宅でパソコンをされる方は設置しておくと安心ですね。

エアコンや洗濯機などはアースを付ける



<アース線から得られるメリット>

  • 電磁波の防止
  • 静電気の防止
  • ノイズによる悪影響の防止
  • 落雷による被害の軽減

電源コード以外に一般的には緑色をした線がついているのを目にしたことがある人も多いかと思います。これが、”アース線”といいます。
アース線とは、地面に打ち込まれている金属棒を通して、電気を地面に流すために使用する線のことです。
アースが付いている家電には、大きく分けて二種類あります。一つは、洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫などの水分がかかりやすい家電です。もう一つは、電磁波の影響を受けやすい家電です。主に、テレビやパソコン、ゲーム機などのAV家電です。これらの家電は、微弱な電波で操作することが多いので、何かの拍子に強い強い電圧が流れ、壊れてしまう可能性があります。ですので、アースを繋いで、余計な電気を逃がしてあげる必要があります。
アースは、雷などの余計な電流を放出させるのにとても有効です。あらかじめついている家電のアースは、きちんと接続しておくといいでしょう。
では、どのようにしてアース線を接続するのでしょうか?

【用意するもの】マイナスドライバー

  1. まずは、カバーを外します。ふたが付いている場合は、マイナスドライバーを差し込み口に入れて、上へ押し開けましょう。
  2. アースの取り付け口の中には、ねじがとめられています。それを、マイナスドライバーで緩め、アース線の金属部分とねじの金属部分をきちんと触れさせましょう。それからねじを締めましょう。
  3. ビニールの部分と金属部分を触れさせても効果はありません。そのまま、カバーを閉めればアースの接続は完了です。

※アースをアース端子につなぐのは、何の資格も必要ありません。

家電の接続場所の近くにアース端子がない場合は、アース端子をつける工事を行う必要があります。アース端子を接続する工事は、「電気工事士」の資格を持った人が行わなくてはなりません。

避雷針での対策


                 屋上に設置してある避雷針


避雷針とは、建築物などを落雷から守るために屋上などに立てる、先の尖った金属棒のことです。
導線で地面と接続し、地中へ放電させます。
受電部で捕捉した雷電流は、引き下げ導線システムによってそのまま導線を通り、設置極システムによって地面(アース)に安全に放電されます。 つまり、避雷針は、人身事故・建物の火災・その他諸設備への被害を防ぐことが目的の設備であるということです。建築基準法33条では、「高さ20mを越える建築物には、有効な避雷設備を設けなければならない」と記載されています。そのことから、一定の建物では、避雷針の設置義務が課せられています。
しかし避雷針だけでは、誘導雷から電気機器の被害を完全に防ぐことができません。避雷針から大地に雷電流が逃がされる際には、まず構造体全体の電位が数十kV近くまで上昇し、建物内の機器に放電したり誘導雷サージを発生させたりしていきます。 そのため、避雷針だけでは建物や人命を守ることはできても、パソコンや電子機器を守り切ることができない場合もあります。避雷針があれば雷が落ちないということはなく、むしろ雷が多く誘導されると考えた方がいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
お手軽に購入できる電源タップから避雷針という大規模なものまで、様々ですが、どれも、雷から守ってくれる最強アイテムです。また、家電でなくとも、自分や大切な人の命を守るために、身を守る方法は知っておいた方が、いざというとき役に立つかもしれません。
日本海側では、夏よりも冬の方が雷が多いということで、冬の絶大な雷を守るためには、対策は欠かせないものです。
少しの油断で、大切にしていた家電機器が故障してしまう事態もあります。今年の夏、冬のために、ぜひ雷対策を始めてみてはいかがでしょうか?