お役立ちコラム

電子レンジを上手に選ぶ!オーブンやスチーム機能とは?

電子レンジ オーブンレンジ ウォーターオーブン

電子レンジを新しく購入する際、何を基準に選んでいますか?電子レンジには、食品を温めるだけの単機能レンジ、パンやお菓子を焼くことができるオーブンレンジ、蒸し料理ができるスチームオーブンレンジ、ヘルシーな料理を作ることができるウォーターオーブンレンジなどがあります。使用用途や置き場所、家族の人数、作る料理の幅によって、種類を選ぶことになります。どこまでの機能を、電子レンジに求めているかによって、選ぶ商品が異なってきます。選ぶ際の参考になればと思います。

電子レンジとは?

「電子レンジ」は、マイクロ波を使い食品を直接加熱します。マイクロ波が、食品にあたると、食品中の水分子が振動・回転し、水分子同士がぶつかることで摩擦を起こします。この摩擦熱によって食品が温められるしくみです。


電子レンジ 内部構造 導波管 マグネトロン 高圧トランス ターンテーブル

マイクロ波とは?

電子レンジの中には、マグネトロンという強い電波を発生させる装置があります。その装置から、マイクロ波を発生させています。マイクロ波は電波の一つです。マイクロ波は、波長が1cmしかありません。1秒間に、24億5000万回も振動している電波です。マイクロ波は、光と同じ速度で空間を伝播しています。金属に当たった場合、そのほとんどは反射します、陶磁器やプラスチック等に当たった場合は、そのほとんどが透過します。このマイクロ波加熱を利用したものとしては、一般的には電子レンジが用いられています。容器に入った食品であっても、内部から均一に急速加熱することができる電波です。
電子レンジ以外には、建材や廃棄物処理などの工業的分野や化学反応など、様々な分野で活用されています。

電子レンジが使える食品と使えない食品の違い

電子レンジが使える食品の条件として、水分があることが絶対的です。ほとんどの食品は、水分を含んでいるため、使えないということはありません。使えない食品は、イモ類やドライフルーツなどがあります。これらの食品は、そのまま加熱することで水分が完全に蒸発してしまいます。加熱時間によっては、煙が出て焦げてしまうこともあります。最悪の場合、発火してしまうため、大変危険です。これらの食品は、一度水につけてラップにくるんで加熱するか、耐熱皿に食品と少量の水を入れてラップして加熱するといいでしょう。

また殻や膜で覆われたものも、爆発する危険性があります。温度が上がることで食品の圧力が高くなり、殻や膜に水蒸気が溜まり、圧力に耐え切れずに爆発します。
卵や銀杏、栗、イカ、ソーセージ、たらこ、トマト、ブドウなどは、絶対に電子レンジで加熱しないようにしましょう。やむを得ず加熱する場合は、殻や皮をむき、細かく切り、串やフォークで穴を開けるなどをして、蒸気が殻や膜内に溜まらないようにする必要があります。

とろみのある液体も急に爆発する恐れがあります。とろみのある液体は粘度が高く、本来は動くはずの水分子が動くことができず、無理やり動こうとして外に出ると、勢いよく爆発してしまいます。とろみのある食品を温める際は、出力ワット数を低くし、短時間で様子を見て、一度取り出してかき混ぜてから、再び加熱するのを繰り返すといいでしょう。

電子レンジが使える容器と使えない容器の違い

水分を含んでいる容器は、温めることで、容器が変形したり、焦げる可能性があります。水分を含む容器は、ざるやかご、紙パック、木で作られている製品、漆器製品、陶器などがあります。ガラス容器や、樹脂容器は加熱してもOKですが、耐熱性がない場合は、溶けたり変形したりする可能性があります。ガラス容器の場合は、ヒビが入る恐れがあります。

また、容器ではないですが、容器に包むものとして、アルミホイルを使用してはいけません。アルミホイルは、金属を含んでいます。金属は、電子レンジの電波を反射する性質があります。反射する時に、火花が発生してしまいます。そのまま放っておいて加熱を進めると、火災を引き起こしてしまう可能性も出てきます。アルミホイル以外にも、器に金属部分が含まれているものは電子レンジで温めないで下さい。

庫内形状について

電子レンジは庫内形状が2パターンあります。
一つは、ターンテーブルという、レンジの中のテーブルが回ることによって、ムラなく過熱できるタイプです。大きすぎるものを入れると、うまく回らず、均等に過熱できず、ムラになってしまうこともあります。
もう一つの形状は、フラットタイプです。こちらのタイプは、レンジの中が平らになっています。
センサーによって均一に過熱できます。フラットなため、掃除がしやすいことがメリットでもあります。四角い大きなお皿も過熱できるので便利です。

オーブンレンジとは?

「オーブンレンジ」は、オーブンと電子レンジを兼ねた調理器具です。電子レンジとの大きな違いは、オーブン調理やグリル調理ができる部分です。


電気グリル 主に上下からの加熱

オーブンレンジでできること

  • レンジ加熱
  • オーブン加熱
  • グリル加熱

レンジ加熱は、電子レンジでできる加熱と同じ機能です。食品の温め直しや、野菜の下ごしらえなどに便利です。その他、冷凍済みの食品の解凍もすることができます。

オーブン加熱は、食品を焼くための機能です。加熱方式は大きく分けて2種類あります。オーブンレンジの種類にもよりますが、ヒーターの熱をファンで庫内全体に循環させて加熱する、「熱風循環方式」もしくは、庫内上部と下部にヒーターを備えて輻射熱により加熱する「上下ヒーター方式」があります。この、オーブン加熱機能によって、クッキーやケーキなどのお菓子類、ロールパンやローストチキンなどを作ることができます。

グリル加熱は、庫内上部などのヒーターで食品の表面を香ばしく焼き上げる機能です。ハンバーグや焼き魚などを作るのに向いています。

オーブンレンジを使う際の注意点

オーブン機能を使う際は、オーブン皿を必ず使用するようにしましょう。(オーブン皿が付いている場合)オーブン皿は、料理が最適に仕上がるように、計算されています。オーブン皿の位置以外で調理すると、熱源から遠すぎたり近付きたりする恐れがあります。ですので、もともと備え付けのオーブン皿がある場合は、必ず使うようにしましょう。

オーブン機能を使う際は、クッキングシートを使いましょう。クッキングシートを使うことで、電子レンジやオーブン皿の汚れを防いでくれる効果があります。

オーブン機能は、電子レンジ内の臭いの影響を受けやすい傾向があります。美味しくできた料理も、オーブン庫内が臭いと、台無しになってしまいます。そこで、いざ使う時のために、あらかじめ掃除をしておくことをおすすめします。

オーブンレンジで注意すべきなのは、オーブン使用後すぐは、レンジは使えないことがあるということです。オーブンを使用した後は、庫内がかなりの高温になっています。そこで、冷めるまでは、レンジ機能が使えません。全く動かないというわけではありませんが、事故の原因にもなりかねますので、極力避けて使うようにしましょう。

焼き色を付けるときはグリル機能が便利!

オーブンレンジには、大概、グリル機能がついています。グリル機能では、温度を最大にして、一気に焼き上げることができます。一気に焼き上げることで、綺麗に焼き色を付けることができます。ですので、トーストやグラタンなどの焼き色を付けたい料理のときは、オーブンでしっかり火を通してから、後でグリル機能で焼き色を付けるのがおすすめです。

スチームオーブンレンジとは?

「スチームオーブンレンジ」は、高温のスチームの力で、調理することができるレンジです。しくみとしては、庫内に水蒸気を発生させて、食材の乾燥を防ぎながら調理することができます。食材の内部までしっかりと加熱することができます。オーブンレンジは、焼いたり煮たりするという調理法のみですが、スチームオーブンレンジの場合、スチーム(蒸気)が出るため、蒸すことができます。また、食品を温める際も、高温のスチームによって温めることができます。電子レンジによって温めたら、水分が飛んでしまう場合も、スチームオーブンレンジの場合だと、食材から水分が抜けるのを防ぐことができるので、ふっくらとした仕上がりになります。スチームを使わない際は、オーブンレンジとしても使用できるため、様々な料理に活用できることがメリットでもあります。


過熱蒸気 高圧トランス

スチームのメリット

スチームオーブンレンジのメリットは、「ふっくらとした仕上がりになる」ところです。電子レンジ機能では、温め直しをすることの多いかと思いますが、温めると、食品の水分が奪われ、パサパサになってしまいがちです。パンや、肉まんなどは、回りが乾いてしまい、時間が経つと固くなってしまいます。そこで、スチームによって水分補給をしながら温めることで、ふっくらとした仕上がりになります。

ウォーターオーブンとは?

ウォーターオーブンは、水を加熱し、超高温の水蒸気に変え、食品を焼くオーブンです。水蒸気の温度は、家庭用の製品では、300~400度もあります。オーブン機能だけでなく、食品の温め機能や、水蒸気で焼かない、普通のオーブン機能も使うことができます。

ウォーターオーブンのメリットとして、ヘルシー・減塩調理ができるということです。水蒸気を利用して加熱することで、食材の中にある油や塩分が表に染み出してきます。もちろん、ヒーターを利用しての加熱によっても、食材から油が染み出してきますが、水蒸気を利用した加熱の場合、食材の温度上昇が早く、油が早く溶け始め、染み出してくるのも早いです。一方、ヒーターのみの加熱では、余分な塩分はあまり染み出してきません。
この水蒸気を利用した加熱によって、全ての油と塩分が逃げてしまうわけではありません。もちろん、美味しく食べられるほどの油と塩分は残ります。余分な分を取り除いてくれるので、ヘルシーで健康的な料理を作ることができます。
また、水蒸気を利用しての加熱の場合、低酸素調理が可能になります。低酸素調理により、食材の酸化を抑えることができます。食材の酸化を抑えることができるということは、食材に含まれる、ビタミンCや、ビタミンE、β-カロテン等の抗酸化物質も酸化を抑えることができるため、豊富に残すことができます。抗酸化物質は、とても身体に良いので、余分な油と塩分を取り除くだけでなく、栄養も豊富に摂取することができます。

まとめ


温め専用電子レンジ スチームなしオーブンレンジ スチーム付きオーブンレンジ ウォーターオーブンレンジ

いかがでしたか?
それぞれのレンジは、価格も構造も異なります。機能や価格、大きさも幅広いため、実際に置く場所や予算、使用用途によって選ばれることをおすすめします。
また、購入時期も重要です。レンジは、6月頃から9月頃に多くの新製品が登場します。そこで、ボーナスシーズンの12月は、新しく家電を購入するのにタイミングとしては抜群な気がしますが、反動によって、販売台数が落ちる、1~2月の方が、より買い時かもしれません。
置き場所が十分に確保できるのであれば、いざというときのためにも、機能が豊富なタイプを選んでおくというのもいいかもしれません。
また、最近では、デザイン性の高いものもたくさん登場してきています。カラーも豊富ですので、ぜひ、機能・デザイン共に気に入ったものを見つけてみましょう。